解析結果出力ファイル

解析を実行すると、各フォルダに解析結果が出力されます。 ソルバーが出力するファイルのため、可読性がよくないものもありますが、RESP-Dからの出力が未対応の項目についても出力されているものがあります。

storyファイル

.story.csvの拡張子のファイルです。各階の層間変形角や、層せん断力分担の数値が出力されています。

各せん断力の集計は各集計名ごとに表記されます。 集計名は階名称 ZS** (**は、地下階も含む階を下階から順に1,2,… と連番で振った物が入ります)のあとに、以下の命名で分類されています。

  • ZS**_SumW:壁・ブレース材
  • ZS**_SumElemWithoutDamper:ダンパーを除いた全部材
  • ZS**_SumElemVelDamper:速度依存ダンパー
  • ZS**_SumElem_Column:S:S造柱
  • ZS**_SumElem_Column:CFT:CFT造柱
  • ZS**_SumElem_Column:RC:RC造柱
  • ZS**_SumElem_Column:SRC:SRC造柱
  • ZS**_Wall:BearingWall:耐震壁
  • ZS**_SumElem_Brace:S:S造ブレース
  • ZS**_SumElem_Brace:Damper:ブレース型の速度依存ダンパー
  • ZS**_SumElem_Isolator:免震材
  • ZS**_SumForLm_0及び1:設定した質点系モデルの軸力重心(「計算条件」→「層復元力特性の設定」の質点間ばね定義において指定したグループごとに集計出力します。)
  • ZS**_UserDefineDrift_UserDirftCalc:001~008:「計算条件」→「層間変位計算設定」において指定した場合に出力

本ファイルには、層に関する最大値が出力されます。

下表のように層に関する固有値解析結果が出力されます

下表のように層に関する動的解析結果(最大値)が出力されます。

下表のように層に関する静的解析結果が出力されます。

stepファイル

.step.csvの拡張子のファイルです。解析結果の各ステップ結果が出力されています。 弾性解析結果は Step=1 に結果が出力されます。
荷重増分解析結果は、荷重増分コントロールで荷重倍率を指定したステップおよび変形角制限に達したステップの結果が出力されます。
立体振動解析結果は、出力ステップ指定を行った間隔における結果が出力されます。指定がない場合、結果は出力されません。

本ファイル出力では、節点名および部材名が解析モデル用記号で出力されます。 実際の節点、部材との対応は、expmodel.csvファイルをご参照ください

lastファイル

.last.csvの拡張子のファイルです。解析結果の最大値が出力されています。
弾性解析結果はstep.csvと同様の内容になるため出力されません。

本ファイル出力では、節点名および部材名が解析モデル用記号で出力されます。 実際の節点、部材との対応は、expmodel.csvファイルをご参照ください

expmodelファイル

解析モデル用の節点、部材名称と実際の位置の対応関係を出力しています。