免震・制震ダンパー
免震・制震ダンパー
ここでは、ダンパーの部材リストを作成します。
ダンパーリストの共通操作
ダンパーリストの入力操作の共通事項を以下に示します。
符号を新規追加、削除、コピー・貼り付ける場合
ウインドウ上で右クリックするとメニューが表示されますので、行を新規追加する場合は「行新規」、行を削除する場合は「行削除」を選択してください。リストをドラッグして範囲指定後、右クリックすると、選択範囲のコピー、貼り付けができます。また、Microsoft Excelで作成した部材リストを貼り付けることも可能です。具体的な操作方法については、「節点補正荷重」を参照してください。
オイルダンパー(直接入力)
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「オイルダンパー(直接入力)」を選択します。間柱型の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「オイルダンパー(直接入力)」を選択します。免震層の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「免震層用」→「オイルダンパー(直接入力)」を選択します。直列剛性を入力しない場合は非線形ダッシュポット部だけのモデルとなり、入力した場合は非線形ダッシュポットとバネが直列になったマクスウェルモデルとなります。
オイルダンパー(直接入力)の入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
初期減衰 係数C | 初期減衰係数Cを直接入力してください。 |
リリーフ 荷重Q | リリーフ荷重Qを直接入力してください。 省略時はリリーフしないものとします。 |
リリーフ後 低下率α | リリーフ後低下率αを直接入力してください。 |
直列剛性K | 直列剛性Kを直接入力してください。 省略時は無限大とします。 |
支持部 断面積*1 | (節点間長さ)-(装置長さ)の材長と指定した断面積を持つ鋼材として支持剛性を計算します。直列剛性Kを入力した場合には、両者の直列ばねをマクスウェルモデルの剛性とします。省略時は無視します。 |
方向*2 | ダンパーの作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱の軸方向回転角に対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
支持柱符号*2 | 制振部材が取り付く間柱の符号を指定します。 間柱は柱リストにてあらかじめ定義されている必要があります。 |
装置長さ | 支持部断面積を入力した場合に、支持部長さを(節点間長さ)-(装置長さ)として計算します。 |
装置重量 | ダンパー部分の重量を設定します。支持部の重量は、支持部断面積×支持部長さ×鋼材単位体積重量で計算して加算されます。重量を考慮しないとした場合、装置重量および支持部重量は考慮されません。 |
重量考慮 | 重量を考慮するかどうか設定します。重量を考慮しないとした場合、装置重量および支持部重量は考慮されません。 |
*1 ブレース型、免震層ダンパーのみ必要な項目です。
*2 間柱型のみ必要な項目です。
べき乗ダンパー(直接入力)
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「べき乗ダンパー(直接入力)」を選択します。間柱型の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「オイルダンパー(直接入力)」を選択します。免震層の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「免震層用」→「オイルダンパー(直接入力)」を選択します。直列剛性を入力しない場合は非線形ダッシュポット部だけのモデルとなり、入力した場合は非線形ダッシュポットとバネが直列になったマクスウェルモデルとなります。

項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
初期減衰 係数C | 初期減衰係数Cを直接入力してください。 ※ 減衰係数Cと減衰力Fの関係がF=C×Vαとなることから、次元を考慮すると減衰係数の単位は F[kN] = C[(kN/(m/s)]×Vα[m/s]となります。カタログ値における減衰係数の単位表記がm系でない場合、αを考慮して単位変換する必要がある点にご注意ください。 |
直列剛性K | 直列剛性Kを直接入力してください。 省略時は無限大とします。 |
支持部 断面積*1 | (節点間長さ)-(装置長さ)の材長と指定した断面積を持つ鋼材として支持剛性を計算します。直列剛性Kを入力した場合には、両者の直列ばねをマクスウェルモデルの剛性とします。省略時は無視します。 |
方向*2 | ダンパーの作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱の軸方向回転角に対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
支持柱符号*2 | 制振部材が取り付く間柱の符号を指定します。 間柱は柱リストにてあらかじめ定義されている必要があります。 |
装置長さ | 支持部断面積を入力した場合に、支持部長さを(節点間長さ)-(装置長さ)として計算します。 |
*1 ブレース型、免震層ダンパーのみ必要な項目です。
*2 間柱型のみ必要な項目です。
座屈拘束ブレース(直接入力)
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「座屈拘束ブレース(直接入力)」を選択します。
配置については、「ブレース」、「節点間ブレース」を参照してください。

座屈拘束ブレース(直接入力)の入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
断面積 | 断面積を直接入力してください。 |
降伏耐力 | 降伏耐力を直接入力してください。 |
剛性低下率α | 第2剛性の初期剛性に対する倍率を入力してください。 省略時は完全バイリニアとします。 |
単位長さ重量 | 単位長さあたりの重量を入力してください。 |
日鉄エンジニアリング アンボンドブレース
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「日鉄エンジニアリング アンボンドブレース」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については、「ブレース」、「節点間ブレース」を参照してください。
「日鉄エンジニアリング アンボンドブレース」入力画面
日鉄エンジニアリング アンボンドブレースの入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
製品番号 | 製品番号をプルダウンメニューより選択してください。選択した製品番号に応じて製品番号末番プルダウンメニューが設定されます。 選択可能な製品番号と製品番号末番の組み合わせ、諸元については、表5.15.3、表5.15.4を参照してください。 |
製品番号末番 | 製品番号末番をプルダウンメニューより選択してください。 |
座屈長さ低減距離 | 座屈長さ低減距離L1*1を直接入力してください。 芯芯間距離から2×L1を引いた長さを座屈長さとして断面算定に用います。 |
等価剛性倍率φA | アンボンドブレースの等価剛性倍率を直接入力してください。製品の断面積から計算される軸剛性に対する剛性倍率です。 |
直接入力 σy | 非線形解析時の降伏点を直接入力してください。 省略時は製品番号から決定します。 |
剛性低下率 | 第2剛性の初期剛性に対する倍率を入力します*2。 省略時は完全バイリニアとします。 |
*1 各部の長さを以下に図示します。

ここで、
$L$:芯芯間距離(柱・梁芯間長さ)
$L_1$:座屈長さ低減距離
$(=Lp+Le)$
座屈長さ=
$4L-L_1×2 =L_c$
*2 アンボンドブレースの履歴特性を以下に図示します。

ここで、
$K_1$:ブレースの初期剛性(等価剛性)
$K_2$:ブレースの第2剛性
$P$:折れ点耐力
アンボンドブレースの履歴特性
アンボンドブレースの履歴特性
○アンボンドブレース(耐震タイプ)は下表の通りです。
アンボンドブレース(耐震タイプ)一覧
メーカー資料より



○アンボンドブレース(制振タイプ)は下表の通りです。
アンボンドブレース(制振タイプ)一覧
メーカー資料より



日鉄住金関西工業SUB
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「日鉄住金関西工業SUB」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については、「ブレース」、「節点間ブレース」を参照してください。

日鉄住金関西工業SUBの入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
鋼材種別 | 鋼材種別をプルダウンメニューより 選択してください。選択可能な鋼材種別は以下のとおりです。LY100(完全弾塑性) LY100(トリリニア)*1 LY225(バイリニア) SN400(バイリニア) SN490(バイリニア)*1 トリリニアモデルの適用範囲は以下になります。(最大軸力)< 2.5 × (第 1 折れ点耐力) |
芯材断面積 | 芯材の断面積を直接入力してください。 |
剛性倍率 | 剛性倍率を直接入力してください。 |
降伏強度 | 部材の降伏強度を直接入力してください。 |
耐力上昇率 | 耐力上昇率を直接入力してください。 |
K2/K1 | トリリニアモデルまたはバイリニアモデルの場合のみ、第 2 剛性の初期剛性に対する剛性低下率を直接入力してください*1。 |
P2/P1 | トリリニアモデルの場合のみ、 第 2 折れ点の第 1 折れ点に対する倍率を直接入力してください*1。 |
K3/K1 | トリリニアモデルの場合のみ、 第 3 剛性の初期剛性に対する剛性低下率を直接入力してください*1。 |
*1 バイリニアモデルとトリリニアモデルの履歴特性を以下に図示します。

$P$:第一折れ点耐力
$K_1$:初期剛性(=K1)
$K_2$:第2剛性(=K2)
バイリニアモデルの履歴特性図

$K_1$:初期剛性(=K1)
$K_2$:第2剛性(=K2)
$K_3$:第3剛性(=K3)
$P_1$:第一折れ点耐力(=P)
$P_2$:第二折れ点耐力(=α1・P)
$P_3$:第三折れ点耐力(=α2・P)
$α_1 =2.0、α_2=2.5$は固定とします。
トリリニアモデルの履歴特性図
免制震ディバイス RDTダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「免制震ディバイスRDTダンパー」を選択します。免震層の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「免震層用」→「免制震ディバイスRDTダンパー」を選択します。
配置については、「ブレース」、「節点間ブレース」を参照してください。

免制震ディバイス RDTダンパーの入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
製品用途 | プルダウンメニューより「制震用」または「免震用」のいずれかを選択してください。 |
製品型番 | 製品型番をプルダウンメニューより選択してください。 |
温度 | 粘性体温度を直接入力してください。 参考:製品の基準温度は20℃としています。 |
支持剛性 | 支持剛性(直列ばね剛性)を直接入力してください。 省略時は無限大とします。 ※支持剛性が大きすぎると解が発散することがありますので、適切な剛性を設定してください。 |
軸力制限 荷重 | 取り付きばねの軸力制限荷重を直接入力してください。 省略時は弾性とし、剛性低下率α=0.0とします。 本コマンドは支持剛性を入力した場合のみ有効になります。 |

免制震ディバイス iRDTダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「免制震ディバイスiRDTダンパー」を選択します。免震層の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「免震層用」→「免制震ディバイスiRDTダンパー」を選択します。
配置については、「ブレース」、「節点間ブレース」を参照してください。
免制震ディバイス iRDTダンパーの入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
減衰係数 | 減衰係数を入力してください。 |
非線形 乗数 | 非線形乗数を入力してください。 |
等価質量 | 等価質量を入力してください。 |
軸力制限荷重 | 頭打ちになる軸力を入力してください。 |
支持剛性(正) | 正側の支持剛性を入力してください。 |
支持剛性(負) | 負側の支持剛性を入力してください。 |
オイレス工業粘性制震壁
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「壁型」→「オイレス工業粘性制振壁」を選択し、ウインドウを開きます。間柱型の場合は、メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「オイレス工業粘性制振壁」を選択します。配置については「耐震壁・粘性壁」、「柱」を参照してください。 せん断隙間距離がゼロの場合は、抵抗力ゼロとして計算します。支持剛性を入力しない場合は非線形ダッシュポット単体でモデル化され、入力した場合はマックスウェル型(バネとダッシュポットの直列モデル)でモデル化されます*1。


オイレス工業粘性制震壁の入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
せん断断面積 | せん断断面積を直接入力してください。 |
せん断隙間 | せん断隙間距離を直接入力してください。 省略時は抵抗力ゼロと計算します。 |
温度 | 粘制体温度を直接入力してください。 |
支持剛性 | 支持剛性を直接入力してください。 |
制振壁高さ | 制振壁部分の高さを入力してください。間柱配置の場合のみ入力が必要です。 |
方向 | 制振要素の作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。間柱配置の場合のみ入力が必要です。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱にの軸方向回転角対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
支持柱符号 | 支持柱の符号を入力してください。(間柱のみ) |
静的解析時剛性 | 静的解析時の剛性を直接入力してください。 |
静的解析時 折れ点耐力 | 静的解析時の折れ点耐力を直接入力してください。 |
免制震ディバイス 粘性制震壁
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「壁型」→「免制震ディバイス 粘性制振壁」を選択し、ウインドウを開きます。配置については「耐震壁・粘性壁」を参照してください。 支持ばねを介さず、非線形ダッシュポット単体でモデル化されます*1。1次固有周期を入力しない場合は、建物1次固有周期を採用します。


免制震ディバイス 粘性制震壁の入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
せん断断面積 | せん断断面積を直接入力してください。 |
せん断隙間 | せん断隙間距離をプルダウンメニューから選択してください。 選択可能な値は「4.0mm」と「5.0mm」です。 |
温度 | 粘制体温度を直接入力してください。 |
縦横比 | 縦横比を直接入力してください。 省略時は自動計算します。 |
1次固有周期 | 1次固有周期を直接入力してください。 省略時は建物1次固有周期を採用します。 |
静的解析時 剛性 | 静的解析時の剛性を直接入力してください。 省略した場合、静的解析時にモデル化しません。 |
静的解析時 折れ点耐力 | 静的解析時の折れ点耐力を直接入力してください。省略時は弾性とします。 |
間柱型鋼材ダンパー(直接入力)
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「間柱型鋼材ダンパー」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

間柱型鋼材ダンパー(直接入力)の入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
骨格曲線タイプ | 骨格曲線タイプを下記から設定できます。 ・弾性 ・バイリニア ・トリリニア |
第一折点Q | 骨格曲線タイプでトリリニアを選択した時のみ設定可能になります。 第一折点Qを直接入力してください。 |
α2 | 骨格曲線タイプでトリリニアを選択した時のみ設定可能になります。 第一折点通過後の剛性低下率を直接入力してください。 |
降伏荷重Q | 骨格曲線タイプでバイリニア、トリリニアを選択した時のみ設定可能になります。 降伏荷重Qを直接入力してください。 |
α3 | 骨格曲線タイプでバイリニア、トリリニアを選択した時のみ設定可能になります。 降伏荷重通過後の剛性低下率を直接入力してください。 |
ダンパー長さH | ダンパー長さHを直接入力してください。 |
せん断断面積As | せん断断面積Asを直接入力してください。 |
軸断面積An | 軸断面積Anを直接入力してください。 |
断面二次モーメント | 断面二次モーメントを直接入力してください。 |
方向(XorY) | ダンパーの作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱の軸方向回転角に対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
支持柱符号 | 支持柱の符号を直接入力してください。 |
日鉄エンジニアリング ユニットゴムダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「日鉄エンジニアリング ユニットゴムダンパー」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

日鉄エンジニアリング ユニットゴムダンパーの入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
製品番号 | 製品番号をプルダウンメニューから選択してください。 選択可能な製品番号は「URD」です。 |
計算方法 | 計算方法をプルダウンメニューから選択してください。 選択可能な計算方法は「簡易モデル」と「高精度モデル」です。 |
ユニット数 | 1箇所に配置するユニットゴムダンパーのユニット数を直接入力してください。 |
方向(XorY) | ダンパーの作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱の軸方向回転角に対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
初期温度 | ユニットゴムダンパーの温度を直接入力してください。 省略時は20℃とします。 本コマンドで入力した温度は「高精度モデル」の場合のみ採用されます。「簡易モデル」の場合、温度ばらつきは「特性変動指定」による方法で考慮します。 |
支持柱符号 | 支持柱の符号を直接入力してください。 |
住友理工 TRCダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「住友理工TRCダンパー」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

住友理工 TRCダンパーの入力項目
項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
台数 | 間柱に取りつく粘性体の台数を入力します。入力した数値をせん断断面積に乗じるような扱いになります。 |
変動係数 | 粘性体の性能変動係数を入力します。入力した数値をせん断断面積に乗じるような扱いになります。 台数と同時に設定した場合には台数×変動係数として考慮されます。 |
せん断断面積 | 粘性体のせん断断面積を入力します。 |
1層ゴム厚 | 粘性体のゴム厚を入力します。 |
温度 | 粘性体の温度を入力します。 |
支持剛性 | ダンパー部に取りつく直列剛性を入力します。 入力を省略した場合は剛としてモデル化します。 |
ダンパー部高さ | 粘性体部分の高さを入力します。 ((材長)-(ダンパー部高さ))/ 2を支持柱の高さとして設定します |
方向(XorY) | TRCダンパーの作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱の軸方向回転角に対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
支持柱符号 | 支持柱の符号を直接入力してください。 |
JFEシビル 二重鋼管座屈補剛ブレース
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「ブレース型」→「JFEシビル二重鋼管座屈補剛ブレース」を選択します。
配置については、「ブレース」、「節点間ブレース」を参照してください。

項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
製品種別 | 耐震タイプ、制振タイプから選択します。 |
製品型番 | 製品型番を選択します。 |
履歴タイプ | 選択中の製品の履歴タイプを表示します。変更はできません。 耐震タイプ:標準型 制振タイプ:辻・山田モデル |
剛性 計算方法 | 「自動」「倍率指定」から選択します。 自動:製品長さを接合部の剛域や取付け長を考慮して自動計算し、剛性計算します。 倍率指定:剛性倍率を直接指定します。 |
製品長さ 低減係数 | 節点間距離に対する製品長さ低減係数を入力します。省略した場合、自動計算します。 |
剛性倍率φA | 剛性倍率を直接指定します。「剛性計算方法」を「倍率指定」にした場合のみ設定できます。 |
直接入力 σy | 降伏応力度を直接指定する場合に入力します。 |
剛性低下率 | 剛性低下率を直接指定する場合に入力します。 |
β | 辻・山田モデルの等方硬化と移動硬化の割合を表す係数を直接指定する場合に入力します。 |
JFEシビル 制振間柱
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「JFEシビル制振間柱」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
型番 | 製品型番を入力します。 |
履歴タイプ | 選択中の製品の履歴タイプ(JFE LY トリリニア)を表示します。変更はできません。 |
方向(XorY) | 制振間柱の作用する方向として、XまたはYを直接入力してください。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0°方向 Y:支持柱の軸方向回転角に対して90°方向 (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
ダンパー部高さ | ダンパー高さを直接指定する場合に入力します。 |
直接入力 σy | 降伏応力度を直接指定する場合に入力します。 |
剛性低下率 | 剛性低下率を直接指定する場合に入力します。 |
P1 | JFE LYトリリニアの係数を直接指定する場合に入力します。 |
P3 | JFE LYトリリニアの係数を直接指定する場合に入力します。 |
JFEシビル 間柱型粘弾性ダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「JFEシビル間柱型粘弾性ダンパー」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

項目 | 内容 |
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符号 | 符号名を入力します。 |
面数 | 粘性体の面数を入力します。計算上は、粘性体断面積に対して倍率が乗じられるような計算となります。 |
粘性体断面積 | 粘性体自体の断面積を入力します。 |
1層ゴム厚 | 粘性体1面分のゴム厚さを入力します。 |
温度 | 温度依存性を考慮するための温度を入力します。 |
ダンパー部高さ | ダンパー部分の高さを入力します。 |
方向 | 間柱ダンパーの作用方向を設定します。 |
支持柱符号 | 支持柱部断面を符号で設定します。 |
静的剛性 | 静的解析時に考慮されるばね剛性を入力します。 |
静的折点耐力 | 静的解析時に考慮される折点耐力を入植します。 |
剛性ばらつき パラメータ x | 剛性ばらつきを考慮するパラメータxの値を入力します。 |
減衰ばらつき パラメータ y | 減衰ばらつきを考慮するパラメータyの値を入力します。 |
※ばらつきパラメータの入力上の制限はありませんが、適用範囲は $ x > 0 , 1.6 \geq y \geq 0.4 $です。
コンステック CSTダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「コンステックCSTダンパー」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を入力します。 |
定義方法 | 型番指定もしくは直接入力を選択します。 |
型番 | 以下の型番から選択します。 ・CST20 ・CST30 ・CST45 ・CST70 |
台数 | 台数による倍率を入力します。 |
せん断面積 | せん断面積を直接入力します。 |
粘弾性体厚さ | 粘弾性体厚さを直接入力します。 |
温度 | 温度を直接入力します。 |
重量 | 重量を直接入力します。 |
ダンパー高さ | ダンパー高さを直接入力します。 |
方向(XorY) | ダンパーの作用方向を選択します。 X:支持柱の軸方向回転角に対して0° Y:支持柱の軸方向回転角に対して90° (軸方向回転角:柱選択時に画面右側に表示されるプロパティにおける回転角度) |
支持柱符号 | 支持柱の符号を直接入力します。 |
型番指定の場合、以下のデータを用いて計算を行う。
型番 | せん断面積(mm2) | 粘弾性体厚さ(mm) | 重量(N) | ダンパー部高さ(mm) |
---|---|---|---|---|
CST20 | 224000.0 | 15.0 | 617.8 | 640.0 |
CST30 | 320000.0 | 15.0 | 872.8 | 620.0 |
CST45 | 387200.0 | 15.0 | 1314.1 | 660.0 |
CST70 | 720000.0 | 15.0 | 2108.4 | 720.0 |
住友ゴム工業 GRASTダンパー
メインメニュー「部材リスト」→「免震・制震ダンパー」→「間柱型」→「GRASTダンパー」を選択し、ウインドウを開きます。
配置については「柱」を参照してください。

項目 | 内容 |
---|---|
符号 | 符号名を直接入力してください。 |
台数 | ダンパー台数を入力してください。減衰性能に対して台数による倍率を乗じて計算します。 |
剛性変動係数 | 剛性に対して乗じる倍率を指定します。 |
粘性変動係数 | 粘性に対して乗じる倍率を指定します。 |
せん断面積 | 粘弾性体のせん断面積を入力します。 |
せん断隙間 | 粘弾性体の厚さを入力します。 |
温度 | 粘弾性体の初期温度を入力します。 |
振動数 | 想定される振動数を入力します。 |
支持剛性 | 直列支持剛性を入力します。 |
ダンパー高さ | ダンパー部の長さを入力します。材長からダンパー部の高さを差し引いた残りを支持柱長さとします。 |
方向 | 間柱ダンパーの作用方向を指定します。 |
支持柱符号 | 支持柱の符号名を指定します。 |