大梁

大梁

(1)寸法のとり方

端部にハンチがある場合にはこれを考慮して計算します。

(2)コンクリート

 ・ハンチなしの場合: $B×D×L$

 ・ハンチ付きの場合:上記にハンチ部分の体積を加算します。

(3)型枠

型枠面積: $(D×L+\frac{D_i-D}{2}×L_i+\frac{D_j-D}{2}×L_j)×2+B×L+\frac{B_i-B}{2}×L_i+\frac{B_i-B}{2}×L_j$

※上記の式は両側スラブ厚が等しい場合のものです。

$D,D_i,D_j$については、上図のようにスラブ(2重スラブを指定した場合の耐圧版を含む)の有無により適宜スラブ厚さを控除します。また、片持ちスラブが取り付く場合も一般スラブが取り付く場合と同様に取り扱います。

※ハンチ部分の型枠は傾斜を無視し、大梁底面または側面に対する投影面積で計算します。

(4)鉄筋

  • 主筋

主筋の長さは大梁の断面数に応じて次のように算定します。

1断面(全断面)     :大梁の全長について算定

2断面(両端・中央)   :端部と中央部に分けて算定

3断面(外端・中央・内端):外端・内端及び中央部に分けて算定

計算式は下図によります。

  • スターラップ

 スターラップ長さ= $2×B+n×D$

           $n$:一組のスターラップ本数

(5)腹筋

 段数は入力値、腹筋長さ= $L$として計算します。

(6)幅止筋

 幅止筋長さ= $B$

(7)鉄筋継手

梁毎に0.5個所の継手があるものとみなし、梁の長さ $L$が5.0m以上の場合は5.0m毎に0.5個所の継手を加えて計算します。